マンションのカビ対策!取り方と予防で部屋はスッキリ!
マンション住まいの娘がカビに悩んでいます。部屋中かび臭くて困るとのこと。お風呂場と違って水で流せないので、どうしていいかわからないって。部屋部分のカビ対策として、落とし方と予防について伝授しましたよ。
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マンションのカビ 対策
一軒家よりもマンションはカビやすい条件が揃ってます。カビは、温度、湿度、栄養の3つの条件が揃うと繁殖します。
コンクリートは10年ほど水分を含んでいるので、湿気ますし、高断熱だと温度が一年中安定して温かいし、栄養は、人間が住んでいるので、たっぷり。マンションは人間にとっても、カビにとっても住みやすい環境なんです。

PourquoiPas / Pixabay
しかも、一人暮らしなどで、日中閉めっぱなし、夜も防犯上閉めっぱなしだと、換気不足で湿気がこもりますよね。また、室内干しもカビの元になります。
こんな条件をすべてクリアーした娘のマンションは、カビのオアシス!
さて、まずカビを探して、対策していきましょう。
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- 浴室・洗面所などの水回り
- 押入れ、クロゼットの中
- 家具の裏 たんすの引き出し
- カラーボックスの中
- 窓際 壁紙
- 冷蔵庫のしたなど、掃除しにくい所
- 観葉植物
- カーテン[/su_box]
このような場所をチェックしてみましょう。
マンションのカビの取り方
カビ取りをするにあたっての注意点です。
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- カビ取り剤を使用する際はメガネ、マスク、手袋を使用して、換気を十分しましょう。
- カビ取り剤を使用する前に、目立たない所で試しましょう。
- カビは乾いた布や手で払ってはいけません。
- 胞子が飛び散ってしまいますよ!乾拭きも同様です。
- カビは水分が好きなので、水拭きもNGです。[/su_list]
では、カビ取りに使う薬剤について1つ1つ見ていきましょう。
カビの殺菌に使う薬剤について
エタノール
エタノールはカビに対して優れた殺菌力があります。使用する際は、塗れるまで十分に吹き付けたら、すぐには拭き取らず、蒸発させます。その後、乾いた布でカビを拭き取ります。
*ビニール地のように中に浸透しない素地の場合は、エタノールで拭き取れば、OKです。
ただし、エタノールは殺菌をしますが、染みこんだカビの色素は消せません。また、蒸発するので、留まって防カビになることもありません。
エタノールには、無水エタノールと消毒用エタノールの2種類があります。
無水エタノールは99%エタノールで、消毒用は、80%です。というわけで、カビ取りに使う際の薄め方にも違いがあります。
無水エタノール:水 3:2
消毒用エタノール:水 4:1
エタノールの注意点
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- フローリングは白く変色します。
- スチロール製品は、白く濁ったようになることがあります。
- ニス塗装は、溶けることがあります
- 皮製品は、光沢がなくなることがあります
- アクリル製品は、ひびが入ります。[/su_list]
カビキラー(塩素系の漂白剤)
カビの殺菌、黒い斑点の漂白が期待できます。が、カビの色素だけでなく、地色も変色させてしまいます。
使用の際は、直接吹き付けるのではなく、固く絞った雑巾やスポンジにスプレーしてから、薄く塗り伸ばします。殺菌後は水拭きを何度もして、泡が出なくなるまで拭き取りましょう。水拭きが足りないと、あとあと変色する可能性があります。
塗り伸ばすときに、垂れたらすぐさま拭き取りましょう。素地の色がムラになります。
逆性石けん
逆性石けん(塩化ベンザルコニウム)は、カビに有効です。
逆性って何?
通常の石鹸は、水に溶けると、マイナスの電気を帯びて(帯電)、陰イオンになります。その逆で、逆性石けんは、プラスに帯電し、陽イオンになるのです。このため、洗浄力がない代わりに、カビや細菌などのマイナスに帯電するものにくっついて、破壊するんです。(ウイルスには効果ありません!)
カビキラーなどよりも薄めて使う分には、安全性が高いです。
水で200倍に薄めた液をスプレーします。通常は拭きとり不要ですが、乾いた布で拭き取ってもいいでしょう。ひどいカビの場合は、何日かしてから繰り返すといいでしょう。
素地別ポイント
ベニアなどの木部
塗装のない木部(ベニアみたいな)に黒カビが着くと中まで色素が染みこみ、殺菌しても取れませんね。そんな時、削っても大丈夫なところなら、400番代など、細かい目の紙やすりで剃り落とします。この時、周りと馴染むように少しずつやってみてください。剃り落としたところだけ新しくなるので、色は変わってしまいますが。
デリケートな素地
刺激が少ないのは、逆性石けんです。逆性石けんで殺菌した後、よく拭き取るのが一番刺激が少ないですね。
色素が染みこんで残ってしまったら、諦めてそのままにしておくのが安全かも。素地の色が白なら、ダメ元で冒険してみますか。。。(私ならやっちゃいます。。)
キッチンハイター禁忌
メラミン食器、漆器、金属製品(ステンレス除く)、天然石の調理器具・設備、獣毛のハケ、水洗いできない製品や場所、食品、塩素系は使えないと表示にあるもの (出典:花王株式会社http://www.kao.com/jp/haiter/hit_kitchen_bubble_00.html)
塩素系漂白剤を染みこませたボロ布、又は、綿棒で少しだけ漂白してみて、様子を見ます。大丈夫そうなら、更に範囲を広げてみます。ただし、周りの色と馴染むかは疑問です。。。拭き取りを忘れずに!
*しつこいようですが、使用前に目立たない所でテストしてくださいね!
仕上げ
カビを取り除いたら、ミョウバン水かワサビ水で防カビしましょう。スプレーしてもいいですし、湿らせたタオルで拭くと広い場所なら簡単ですね。
ミョウバン水
漬物を作るときに使うミョウバンは、スーパーの漬物コーナーなどにあります。ミョウバンって、デオドラントにも使えるし、洗濯の仕上げにも最適で、おまけに化粧水にもなる、とても便利なものですよ。毎日の生活で愛用しています(^^)
ミョウバン50gを1500mlの水に溶かします。すぐに溶けないので一晩おきます。これは、原液です。
原液を10倍に薄めたものをスプレーなどに入れて使います。
ワサビ水
ワサビって、カビを防ぐんですよ。それもかなり強力。夏休みの実験で、パンのカビの実験をしたんです。で、唯一ワサビだけは、全然カビが生えなかったんです!
ワサビ水は、水100mlにワサビ2gをよく混ぜて作ります。スプレーして使います。
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カビ予防 部屋で
せっかくカビ退治をしたので、予防しましょう。
部屋全体
部屋は、天気のいい日には、窓を開け、換気に努めましょう。日に干せるものはなるべく干します。調理中は換気扇を回すなどして、湿気を外に追い出します。
たまには、ミョウバン水、ワサビ水や逆性石けんで拭き掃除をしましょう。
押し入れ・クローゼット
乾燥剤を使います。又は、新聞紙で吸湿させ、湿ったら取り替えます。マメに取り替えないと返って湿気を増やしてしまいますので、ご注意を!
押し入れ内の通気を良くするため、すのこが有効です。床と壁にすのこを敷くと、空気の通り道が出来ます。
天気のいい日には、押し入れの左右の戸を少し開け。そこから扇風機で風を送り、中の空気をかき混ぜましょう。
一度きた服はすぐにしまわず、よく乾燥させてからしまうようにしましょう。

jackmac34 / Pixabay
布団を起きてすぐにしまうと、温かいし、湿気も高いです。ちょっと一息入れてからしまいましょう。
出勤前に無理??
そんな時は、布団をしまわず、布団の下にバスケットなどをいれて、通気を良くすると布団の湿気が取れますよ。万年床はフローリングがすぐさまカビるのでNGです!
家具の背面
家具と壁の間に空気の通り道を作りましょう。掃除の際、そこに風を送り、湿気を吹き飛ばします。
窓際
窓についた結露は、すぐに拭き取りましょう。
カーテンはたまに洗濯しましょう。
風呂場
お風呂場は、少しだけ戸を開けて、換気しましょう。お風呂に入ったあと、水分を拭きとっておくと、カビませんよ。ワサビ水をスプレーすると万全です。
まとめ
カビは、一度生えると、中に入ってしまうので、なかなか綺麗にならないですね。一度とったら、予防に努めましょう!
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