お彼岸のぼた餅とおはぎの違いと御供の仕方、保存は冷蔵庫?作り方も
お彼岸にお供えする、ぼたもちやおはぎ。御供の仕方や作り方、余った時の保存の仕方をご紹介します。おはぎとぼたもちに関する疑問は解消!
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お彼岸にぼた餅とおはぎ違いは??
育ち盛りのときは、お彼岸になるとぼた餅やおはぎをいただくのが樂しみでしたねえ。1個じゃ足りなくて。。。今は、胃袋が小さくなったので、小さいの1つで十分ですが。。
ところで、「ぼた餅」っていったり、「おはぎ」って言ったりしますが、見た目似てますね。これ、見た通り。同じものなんです。
春のお彼岸には、ぼた餅。
秋のお彼岸には、おはぎ。
ぼたもちを漢字で書くと、牡丹餅、おはぎは、お萩です。いずれもお花の名前からきているんですね。
牡丹餅の由来の牡丹は春に咲く大きくて華やかな花。昔から美人を形容して、「立てば芍薬(しゃくやく)座れば牡丹、歩く姿は百合の花」というとおり、とても華やかな花なんです。
お萩の由来の萩の花は、牡丹とは対照的に、小花が枝に下がって、とても清楚な控えめな花です。秋の七草の一つです。
今はあまり区別がないですが、ぼた餅のほうがおはぎよりもおおぶりだったんですって。花の印象から来ているんでしょうか。
お供えするのはいつ?
さて、お彼岸にはぼた餅・おはぎをお供えしますが、お彼岸期間は7日間。7日連続でお供えするんでしょうか??
実は、春は春分の日、秋は秋分の日、つまり、お中日にお供えします。1日でいいんですね。
御供は、ずーっと上げっぱなしではなく、しばらくしたら、下げましょう。そして、ありがたく、お下がりをいただきます。
私が小さいころ、よく叔母が大量に大ぶりなぼた餅を作って持ってきてくれました。あんこに、きなこ。美味しかったなあ~。
でも、あまりに大量なので、1日では、食べきれません。それで、初日はそのままいただくのですが、次の日まで、冷蔵庫にいれて食べると。。。う~む。美味しさ3割。(つまり、7割減)
では、おいしく保存していただくにはどうすればいいのでしょう?
おはぎの保存は冷蔵庫じゃダメ?
保存方法の前に、美味しくいただくうんちくを。。
秋のお彼岸は、まだまだ暑いので、冷やしおはぎはいかが?
[su_note note_color=”#c0ffda” radius=”6″]冷蔵庫で1時間冷やすと、ちょっと冷たくて、ひんやり美味しいですよ。冷やし時間は1時間。それ以上だと、まずくなってしまいます。[/su_note]
さて、一度に食べきれなかったおはぎ。どうやって保存したらいいのでしょう?
残りご飯を冷蔵庫に入れると、なんとも固くボロボロになりませんか?おはぎもおなじ。ご飯でできているので、冷蔵庫に保存すると固く、ボロボロしてきます。美味しさ3割です。
固くなってしまったら、ラップをして、レンジでチンすると美味しく柔らかくなりますよ。温かいのが玉にキズ。
美味しくいただくにはなるべく冷蔵したくないですね。室温でどのくらい持つのでしょう?
- 春 1日
- 秋 半日
が目安です。しかし、手作りおはぎの場合、素手で触ると細菌が繁殖しやすいので、持ちは悪くなります。ラップを使うか、調理用の使い捨て手袋の使用をおすすめします。
おはぎの保存に最適なのは、冷凍です。
アルミカップが付いているものはアルミを外します。
[su_box title=”金属にご用心” style=”glass” box_color=”#98f9c9″ title_color=”#3f2a2a” radius=”5″] アルミが付いたままだと、解凍時にレンジが使えないのです。アルミがスパークして恐ろしいことになりますよ。[/su_box]
アルミを外したら1つ1つラップで包んで、さらにチャック式保存袋にいれ、空気を抜いて閉めます。冷凍だと1ヶ月ほどもちます。
食べるときは、室温で半日自然解凍か、レンジの解凍。解凍ボタンがないときは、100w~200wで2分ほど加熱します。触ってみながら時間を調節してください。あまりに暑い時期は、半日放置するよりも、レンジ解凍のほうが安全に食べられます。
きなこのおはぎは、解凍するときにベチャ~っとしてまずくなっちゃうんです。食べるときは、きなこのものを優先して食べちゃいましょう。
手作りするなら、1回分だけきなこをつけ、残りは食べる時につけましょう。
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お彼岸 おはぎの作り方
お店のおはぎも美味しいですけど、手作りすると甘みも調節できるし、大量に食べられますよね。今年は自作に挑戦してみましょう!
おはぎの作り方
大体10個分
材料
- もち米とうるち米 1合ずつ(合計2合)
- 塩 ひとつまみ
- あんこ
- きなこと砂糖
- 黒ゴマと砂糖
- (変わったところで)青のり など
作り方
- お米は一緒にしてとぎ、30分浸水させます。
- 炊飯器で普通に炊きます。
- 炊きあがったら、10分ほど蒸らします。
- 塩を降ってスリこぎで潰していきます。スリこぎがない場合は、おしゃもじでも潰せます。半分くらい潰します。因みにこれを「半殺し」といいます。
まず、あんこが外側の普通のおはぎを作ります。
- 1つ分に分けておきましょう。あんこ60g,ご飯が40gほどです。ご飯を丸めておきましょう。
- ラップのうえにあんこを丸く伸ばし、その上にご飯をのせて、ラップで丸めていきます。
これで出来上がり。
次に作るのは、きなこのおはぎ。きなこに砂糖をお好みで足してくださいね。きなこの他にもごまと砂糖、青のりも美味しいですよ。
- きなこをつけるおはぎは中にあんこを入れるので、あんこは少なめ。あんこ30g,ご飯70gに分けておきます。あんこは丸めておきましょう。
- ラップにご飯を丸く広げ、その上にあんこ玉を乗せます。ラップごと丸めます。
- 用意しておいたきなこをまわりにまぶします。
*きなこおはぎは、なるべく1回分だけまぶします。残ってしまったら、冷蔵庫保存でなるべく早く食べましょう。
*普通のおはぎは、冷凍保存出来るので、多めに作っても大丈夫。やり方は、前の章を参考にしてくださいね。
まとめ
おはぎとぼたもちのネーミング、日本らしいですね。食べ物に季節のお花の名前を冠するとは。やるなあ、日本人\(^o^)/
御供するのは、お中日。お中日以外でも頂きたかったら、お供えして仏様とご一緒しましょう。
保存は冷凍でした。
ご先祖様と一緒におはぎ・ぼた餅を堪能してくださいね。
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