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浴衣の着崩れを防止する着方と所作とは?着崩れた時の直し方は?

花火大会やお祭りは浴衣で決めたいですね。でも、花火大会やお祭りは長丁場。途中で着崩れたら自分で直せないとだらしない格好になってしまい、せっかくの浴衣が台無しです。少しのコツで着崩れ防止になりますし、直し方も案外簡単ですよ。

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本題に入る前にこれから出てくる浴衣特有の部分の名前を明らかにしておきましょう。

ゆかたのなまえ

 

浴衣の着崩れ防止は?

せっかくの浴衣デートですから、ずっと綺麗な浴衣姿でいたいですね。浴衣は練習すれば、自分で着られるようになるので、事前に何度か練習して、自分で着られるようにしておきましょう。

自分で着られれば、着崩れた時も、どうにかなるかも。とは言え、長丁場なので、着崩れ防止も大事だし、着崩れた時の直し方も知っておく必要がありますね。

 

では、着崩れしにくい着方ですが、和装の時は、洋装とは違ってスタイルがいい人ほど着崩れし易いのです。ウエストがくびれていると、帯が上手く締められず着崩れの原因になります。

 

そこで、「補正」という作業をします。

 

細長くなるように縦半分に折ったタオルを1,2枚ウエストに巻きつけ紐で縛っておきます。これでウエストのくびれをなくし、寸胴にすることで、帯も綺麗に仕上がりますし、着崩れもしにくくなります。

 

さて、着付けが終わったら、歩く前に裾割(すそわり)をしておきましょう。歩きやすくなりますし、着崩れ防止にもなります。

  1. 足を肩幅に開きます。
  2. 裾を左右に広げるように、軽く膝を曲げます。
  3. 裾周りが少し楽になったらOKです。
  4. まっすぐに直り浴衣を綺麗に直しておきます。

ちょっと人前ではできない格好なので、外に行く前に忘れずにやっておいてくださいね。

 

所作に気をつけよう

洋服を着ている時とは違い、和装だと身動きがしにくいですね。浴衣に逆らって動くととたんに着崩れします。和装の時の所作を知っておきましょう。

コツは、身体をひねらない、動作はゆるやかに。

 

歩き方

前に出した足と反対側の腕を前に出す歩き方(今の普通の歩き方)は西洋文化が入ってきてからの歩き方です。古来着物を着ていた日本人は、前に出た足と同じ側の腕をほんの少し前に出す程度。前に出すと言うよりは、少し下に下げるという感覚。このようにすると、身体がねじれないので、着崩れしにくくなります。

 

うーむ。ロボットみたいになってしまう?

 

それなら、裾を押さえる感じで右手で上前を軽く押さえながら歩いてください。これなら、洋服の時みたいに腕を大きく振ることがなくなるので、気崩れなくなります。風が吹いてもめくれないし、見た感じもソソとしていますよ。

 

階段の歩き方

浴衣を着ていると、階段ってとかく登りにくいですよね。裾を踏んだりしたら、大悲劇です。裾を踏まないように、右手で裾を軽く上に持ち上げましょう。ほんの軽くですよ。持ち上げすぎるとふくらはぎが丸見えになってしまいます。あくまでも、おしとやかに。。

 

車に乗る時

クルマに乗るときにもコツがあります。

  1. 裾を軽く揃えて持ちますおしりからシートに座ります。決して頭から車に入るのではなく、おしりから、ですよ。
  2. 頭をぶつけないように注意して、足を揃えて持ち上げ、90度回転して前に向きます。
  3. 帯が潰れてしまうので、浅く腰掛け、より掛からないようにします。

で、でも、短距離ならともかく、長距離この姿勢ではたまりませんね。

 

そんなときは、帯の結び目を前に回しましょう。

まず、お腹をぐっと引っ込めて、襟の方向と同じ方向に回します。右手で帯の前、左手で後ろを持ち、一気に回します。くれぐれも方向を間違えないように。

 

トイレの入り方

長丁場になると、行きたくなるのがトイレ。ぎりぎり我慢しないで、余裕が有るうちに行っておきましょう。

トイレでは、長い裾を汚さないことが重要です。裾をめくって左右それぞれ、帯の上から中に挟み込みます。洗濯バサミを使うと便利です。入った後に、鏡を見て、着崩れしていたら、次に上げる方法で直してください。


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浴衣の着崩れの直し方

襟が乱れたら

下前は、脇の下にある開き口(身八つ口)から手を入れ、引っぱります。その時、反対側(上前)も引っ張り左右に伸ばす。上前はおはしょりの上の一枚を下に斜め下に引っ張ります。両方共ひっぱったら、鏡を見ながら形を整えます。

 

裾がずり下がったら

まず、下前を直します。

上前の裾を持ち上げて、下前を見えるようにします。次に下前を引き上げて腰紐の上にぐいっと押しこみます。下前が済んだら、上前を元に戻します。

次に上前も直します。おはしょりをひっくり返して、腰紐の上の部分を上に引っ張り上げます。

裾がずり下がるときは、たいてい、腰紐が緩んでいます。出来れば、こしひもをなおしましょう。おはしょりを上にひっくり返して、結び直します。

 

結び直すなんて無理無理??

 

そんな時は、ハンドタオルを紐の下にかませましょう。

ハンドタオルは、ずれないし大変便利です。帯もゆるんできたら、ハンドタオルをかましておくとなんとかなります。

 

 

ここに、着崩れた浴衣の直し方の動画を紹介しておきます。この動画では、簡単に出来るちょっとした襟の直し方と裾の直し方が紹介されています。

着崩れた浴衣のお直しの仕方
[su_youtube url=”https://youtu.be/iwq-hJXw6OY”]https://youtu.be/iwq-hJXw6OY[/su_youtube]

 

まとめ

本番前までに、浴衣を着て過ごしてみてくださいね。どうしたら着崩れるか実験してみて、直し方も練習しておきましょう。

何回か着てみたら、着方も上手になりますし、何より浴衣になれます。慣れておけば、疲れ方も全然違うので、当日数段気楽になりますよ。

楽しい夏をお過ごしくださいね。

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