鏡餅の食べ方は?いつ食べる?切っちゃダメ?カビをどうする?
お正月の鏡餅。最近では、プラスチックに入ったものが手軽ですね。プラスチックケースの中に、小さい個包装のお餅が入っているものもあって、とても便利ですよね。プラケースの中身が大きいサイズの鏡餅というものも有ります。
昔ながらの鏡餅、プラスチックに入った鏡餅とも大きいものは、開くのが、一苦労。小さくする仕方、食べ方や、カビの対処法を紹介しています。
鏡餅の飾る期間はいつからいつまで?
お正月飾りは、大掃除の終わった、12月26日ころから飾り始めます29日は、9が「苦」に通じるので避け、31日は「一夜飾り」といわれ、神様に失礼になるということで、避けます。
お餅つきも「9のつく日」は「苦」に通じるので避けます。
ですから、飾り付けは、12月28日、30日がいいでしょう。
飾っておいたお正月飾りはは1月7日(松の内)まで飾ります。(地方によって10日、15日のところもあるようですが)
正月飾りの中でも、鏡餅は、11日の鏡開きまで飾ります。11日に下げて、おしるこにしていただきます。こうして鏡餅をいただくことで、1年間病気をしない、と言われています。
鏡餅の開き方は?NGなやり方とは?
プラスチックケースでも、大きい鏡餅や、昔ながらの鏡餅は、大きいので、食べられるサイズにするのが大変です。細かくするときの注意点は、鏡餅は、切ってはいけないということです。
これは、武士が切るということを、縁起が悪いと嫌ったから、といわれています。同じように、割るという言葉も嫌ったので、開く、といいます。
それぞれの形態に分けて考えましょう。
これは、飾っている間に固くひび割れていることでしょう。 割れるところまで、トンカチで割ります。 乾燥が足りなくて割れない部分は、 さらに、天日に干して乾燥させ、 続きをトンカチで割っていきます。
こちらは、乾燥されていないので、叩き割る事ができません。 叩き割りたい場合は、天日で干しましょう。 または、冷蔵庫で乾燥させることも出来ます。 小さくなったら、焼くとおしるこに入れられます。
ちょっと手間がかかりますね。もっと簡単にできる方法はないのでしょうか?
簡単に小さくする方法がありますよ。硬くするのではなく、柔らかくするんです。電子レンジを使います。
水にくぐらせて、水で濡らした皿にのせ、ラップをして、レンジでチンします。そんなの大きいものでなかったら、水を張った耐熱容器にいれて、ラップをして、チンします。
いずれの場合も、やり過ぎると、水の上にベロ~んと広がりますので、様子を見ながらやってください。柔らかくなったら、小さく丸めて(ヤケド注意!)おしるこに入れると、美味しいですよ。
鏡餅の食べ方とカビの処分方法
カビの処分方法
飾っておくと、冬でもカビが生えますね。昔から、このカビは、表面を削って食べてました。でも、最近は、カビは見えるところだけでなく、見えない奥まで入っている、ということで、発がん性などを気にして食べない方もいるようです。
よく、青カビならOK,とか言われますが、見た目だけでは、判断がつきにくいものです。(赤、黒は、即アウト、です)
管理人も小さい時は、ばあちゃんが、なるべく薄く削って、きれいに(見た目)してくれた鏡餅をいただきましたが、かび臭くて、閉口しました。
見た目きれいになった、と思ったよりも大きく削ったほうがいいですよ。食べるかどうかは、究極的には、ご自分の判断、ということになりますね。
ここでは、昔ながらの保存方法を紹介します。
保存方法
水もち
- カビは丁寧に削り取ります。見えるところよりも、大きく削ってくださいね。
- 食べる大きさに割って、水中で保存します。水が腐るので、水は変えてくださいね
一方、カラカラに乾燥して割ったお餅は、
揚げると美味しいおやつになります。
揚げ餅
- 揚げると膨らむので2センチ角程度の大きさにします。割りにくいときはもっと乾燥させると割りやすくなりますよ。
- 食べやすい大きさの餅を低温の新しい油でキツネ色になるまでじっくり揚げます。
- 全体に揚がったら、新聞紙などをしいたボールにいれて、ボールごと揺すりながら醤油などを絡めていきます。
- 高温だと焦げやすく中心が固いままになってしまいます。
- 油に火を入れたら、即、お餅を入れると低温からあげられるのでやりやすいです
- ボウルに新聞を敷くと余分な油や醤油を新聞紙が吸い取ってくれて、油っぽくならずに軽い口当たりになります
醤油味の他には、砂糖醤油、カレー味も美味しいです。七味醤油でも、シンプルに塩味も美味しいです。
まとめ
昔ながらの鏡餅は、トンカチで割りやすいですが、プラスチックに入ったお餅は、乾燥していないので、割れません。硬すぎて切るのも、危ないです。(縁起も悪いですし)レンジでチンして、柔らかくするのが、簡単に小さくする方法でしょう。
こうしてみると、縁起が悪い、というだけでなく、固い餅は切らずに割る、というのも昔の人の知恵、なのでしょうね。
カビは、気になるところですが、せっかくの縁起物。大きく削って、ありがたくいただきたいものです。