エスカベッシュとセビーチェの本場のレシピ!こりゃ夏にウンマイ!
マリナード(マリネ)の一種でエスカベッシュとセビーチェ(セビッチェ)というものがあります。酸味が効いてさわやかな暑い季節に是非食べたい一皿です。今回は本場のレシピをご紹介します。材料が日本と違って大胆だったりして、お国柄もでるようですよ。
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世界のマリネ エスカベッシュ
エスカベッシュescabecheは、肉や魚を調理してから、酢、油とハーブで作ったつけ汁で漬け込む料理なんです。スペイン、ポルトガルから始まって、中南米やフィリピンに広がりました。肉だけでなく、野菜やバナナなんかも扱うんですよ。
では、本場スペインのレシピから。因みに、スペインではエスカべチェといいます。
[su_service title=”チキンのエスカベッシュ” icon=”icon: hand-o-right” icon_color=”#765bee” size=”40″]材料[/su_service]
- 中くらいのチキン 1羽
- ワインビネガー 1カップ (赤、白でも)
- オリーブオイル 1カップ
- 白ワイン 1/2カップ (辛口)
- 水 1/2カップ
- 玉ねぎ 1個 スライス
- にんにく 4 かけ 半分に切る
- 黒胡椒 10粒
- ピーマン 大さじ1(?)みじん切りか?
- ローリエ 2枚
- ローズマリー 1枝
- 塩 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
作り方
- チキン以外のものは、混ぜ込んでおく。
- チキンをスキレットでこんがりと焼く。
- 焼けたら漬け込んで、冷めるまで置いておく。
チキン1羽分とは、大胆なレシピですね。しかも、切る、という指示がない!焼く前に適当に切ってから焼いたほうが楽に焼けるでしょう。または、もも肉1キロ分を用意するのがいいかも、ですね。
今度はバナナのエスカベッシュです。
[su_service title=”バナナのエスカベッシュ” icon=”icon: hand-o-right” icon_color=”#765bee” size=”40″]材料[/su_service]
- 青バナナ 6本 茹でておく
- ピーマン 1個
- 玉ねぎ 1個
- 油 大さじ3
- にんにく 3かけ
- 酢 大さじ5
- トマトソース 1/2カップ
- リサノソース 大さじ1
- 砂糖 1つまみ
- 塩 適宜
- レモンジュース 3個分
作り方
- 茹でたバナナをスライスする
- 鍋に油を入れ、ピーマン、玉ねぎ、にんにくとセロリを柔らかくなるまで炒める。
- 火から下ろしたら、残りを加え、よく混ぜて、味見をする。
- 1時間冷蔵庫で寝かせる。
- もし味見をして酸っぱすぎたら、砂糖ひとつまみを加えて調節してください。
こちらのレシピも、面白いですねえ。途中からセロリが突然登場します。何度見なおしてもセロリの分量の指示がない!こんなところもお国柄なんでしょうか?
材料のリサノソース Salsa Lizanoとは、コスタリカの醤油のようなソースです。(味でなはなくて、コスタリカのソウル?ソースという意味で)さらさらの茶色のちょっと甘いような辛いようなスパイシーなようなソースなんです。醤油のようにテーブルにおいても使うそうな。
他のレシピもザーッと見ましたが、漬け込み液は、ワイン、ワインビネガー、オリーブオイル、ガーリック、オニオン、ローリエが多くのレシピで使われています。ここでは、チキンでしたが、魚なども使います。肉類には火を通してから、漬け込み、冷えてからいただきます。バナナは青いバナナでこれも火を通してから食べるものなんです。
セビーチェレシピ
次は中南米で人気のマリネ、セビーチェ sebiche を紹介します。
セビーチェ(セビッチェ)はラテンアメリカで食べられる料理です。中でもペルーでは国民食ともいわれています。とうもろこしやじゃがいもの原産地でもあるペルーでは海の幸、山の幸とも豊富でとても美味しい料理が楽しめるんです。
魚介をマリネするもので、ライムの酸でしめる、さわやかな一品です。しめる調理以外では、魚介を先にボイルしてから漬け込む方法もあります。
[su_service title=”イカのセビーチェ” icon=”icon: hand-o-right” icon_color=”#765bee” size=”40″]材料[/su_service]
- イカ 500グラム
- ライム 8個 絞る
- トマト ダイス 適宜
- 玉ねぎ 5個 みじん切り
- セロリ 2本 スライス
- ピーマン 半分 みじん切り
- パセリ 1/2カップ みじん切り
- コショウ 適宜
- オリーブオイル 大さじ 11/2
- コリアンダー 350CC
作り方
- イカは洗って食べやすく切ってボウルにいれ、ライムジュースでひたひたにする。一晩冷蔵する。
- ライムジュースを半分捨てて、他のものを入れて混ぜる。終わり!
おお、大胆で簡単なレシピですね。本当はイカを切るというくだりはなかったんです!最初に切るか、食べる前に切るか?お好きな方でお願いします。
このように、イカは一晩ライムで浸すことにより、「調理」されるんです。でも、先にボイルしてから混ぜても良い、とのコメントがありました。ボイルするときは「さっと」にしないと固くなってしまいますのでご注意を。
本場のセビーチェはレモンlimonを使います。このレモン(リモンと発音してます)は緑色で風味もレモンとは全然違う、なんとも爽やかな酸っぱさで、ライムともちょっと違うんです。レモンでは味がぼやけるので代用出来ません。レモンよりは、「かぼす」のほうが近いですよ。
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まとめ
3日に渡ってマリネとカルパッチョ、南蛮漬けの違いから始まって、マリネの意味とマリネの手法(漬け込み)で作る料理、カルパッチョと南蛮漬けのレシピやエスカベッシュ、セビーチェを紹介しました。
レシピを通して、カルパッチョは雰囲気は似ているけれど、付け込まないので、全然違うものだということが見えてきましたね。
アメリカのカルパッチョはほとんど牛肉だったので、日本人のアレンジ力(?)の高さを改めて感じました。
マリネも日本でいうマリネと海外のマリネって全然違うんですね。日本のレシピではあり得ない、途中から突然出てくるアイテムとか、材料切るとか切らないとか細かい所を気にしない、おおらかさ(?)もびっくりでした。因みに、クックパッドって海外にもあるんです。。。
楽しんでいただけたら嬉しいです!
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photo credit: shelved goods in costa rica via photopin (license)