マンモとエコーのどちらがいい?その違いから適合年齢も変わる!
乳がん検診のマンモグラフィー、痛いんですよね。被爆の心配もあるし、出来ればエコーにしたいと思うけど、どちらがいいのでしょう?そこで、マンモとエコーの違いや年代別の最適検診も明らかにしてきました。
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マンモとエコーどちらがいいの?
管理人はずっとマンモグラフィー(以下マンモ)を受けてきたけれど、あの痛さは全然慣れないですね。乳がん検診にはマンモとエコーという2つの方法があるのですが、どのように選んだら良いでしょう?(できればエコーでお願いしたい)
さて、マンモとエコーについての基礎知識から。
マンモ(マンモグラフィー)
マンモはX線撮影の画像で腫瘍の有無を検査していきます。マンモでは、腫瘍や石灰化が白く映し出されます。
マンモの問題点
まず一番気になるのは、被爆問題でしょう。
マンモのX線は大丈夫?
マンモはX線照射するので、マンモのX線が原因で癌になったという主張もあるくらいです。
実際には、マンモの1回あたりの線量は0.05~0.15mSvと言われています。それがどのくらいの値なのかというと、胸部レントゲンとほぼ同程度です。また、自然界にも放射線が存在していて、飛行機で東京ニューヨーク往復すると、0.19mSvです。こちらのほうが多いですね。
年に一度の検診なら被爆を怖がるよりも悪性腫瘍の早期発見のほうがウエートが高いと判断出来ます。
マンモは痛い!
乳房を検査版で挟んで、ぎゅ~っと伸ばすので人にもよりますが、痛みが伴います。その為、二の足を踏んでしまう人もいますね。挟んで伸ばすのは、出来るだけ乳房を薄くして、撮影することにより鮮明にして腫瘍が逃げ隠れできないようにするためです。我慢するしかなさそうですね(T_T)
少しでも痛みを減らすため、生理のあと1週間以内にすると痛みが少ないですよ。
エコー
エコーは超音波を体内に照射して、その反響を「見える化」しているものです。コウモリがやっているのと同じ方法です。
超音波なので、人体に無害で、胎児に対しても行えるほどです。また、痛みも全然ありません。
これなら、断然エコーのほうが良さそうなんですが、どうしてマンモが主流になっているのでしょう?それは、マンモとエコーの得意分野の違いにあります。
マンモとエコーの違いとは?
マンモとエコーの大きな違いは、見え方にあります。マンモでは乳腺も腫瘍も白く浮き出てくるので、乳腺が密だと腫瘍が白い雲の中に埋もれたようになってしまい、見つけにくいんです。
一方エコーでは乳腺は白く、腫瘍は黒くはっきりと区別出来るので、乳腺が密な場合にも腫瘍が見つけやすくなります。
マンモでは石灰化がはっきりと見えますが、エコーでは見えません。石灰化7割が良性で残り3割が悪性なので、見つけることが必要です。逆にマンモは5~10ミリ以下の小腫瘤は見分けられませんが、エコーは小腫瘤を見分けられます。
また、エコーは医師の技術によって大きく差が出るんですが、マンモはさほど差が出ないと言われています。
このように、マンモとエコーはそれぞれに得意分野が分かれるんです。では、「私」はどちらを選べばいいでしょう?
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マンモとエコー年代が分かれ目?
一般に20代、30代の若い人は乳腺が発達しているので、マンモでは見分けにくく、エコーがむいていると言われています。また、若い人ほどX線の影響が出やすいので、この点でもエコーがむいているんです。
40代、50代のひとは、隔年で交互にするなど、併用したほうが確実と言われています。検診の申込時にオプションでエコーもつけられることが多いので、より確実にしたい場合は、両方実施することが一番です。
60代以降になると乳腺がまばらになるので、マンモが向いていると言われています。
ところが一部には「高濃度乳房」といい、年齢に関係なく乳腺が発達していることもあります。このような場合は、何歳になってもエコーも必要になりますね。
まとめ
検診の精度を上げるには、マンモとエコーそれぞれの長所を活かすことが大事です。
- 乳腺が密な若い人は主にエコーが適しています
- 40代、50代のひとは過渡期です。交互にすることで補いましょう
- 60代以降のひとはマンモが適しています
- ベストはオプションで両方です
ご自分の体質もありますので、相談の上お申込みください。管理人は50代なので、併用年代ですね。やっぱりマンモは必要でした(T_T)
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