何もかもめんどくさい主婦は病気?原因とやる気を出す7つの方法
もう、どうにもやる気にならない!また何もしないうちに1日終わってしまった、と思うと、自分が嫌になったり、暗い気分になりますね。私もどうにもやる気が出ないでへこんだ毎日を送っていましたが、出口が見つかりました。やる気のなさには、原因があり、対処の仕方もあります。自分、意外と出来るかも、って思える日もきっときます!
何もかもめんどくさい主婦、異常?
かつての私は、
- わかっているけど、どうにも動き出せない
- 家事も趣味さえも面倒
- 体がだるくて、病気かも?って心配になるけど、面倒で病院にもいかない
- 1日何してたのかわからない
くらいのめんどくさい病でした。
自分は異常?と思いましたが、多くの人が悩んでいるようですね。自分だけじゃなかったんです。
めんどくささの原因は
体と心は密接につながっています。原因の中には病院で治療すると軽減できるものもありますので、見てみましょう。
更年期障害
更年期はホルモンバランスが崩れ、体も心も急激に変化します。
主な症状
- だるさ
- 疲れやすさ
- ほてり
- のぼせ
- 不眠
- いらいら
- 不安感 など。
受診科 ⇒ 更年期専門外来・婦人科
橋本病
橋本病は、甲状腺の機能に異常が出る病気で、中年女性の10%に見られる、比較的多い病気です。
主な症状
- 眠気
- 動作が遅くなる
- ぼーっとする
- いらいら
- 疲れやすさ
- 首が太くなる
- 声がかすれる
- 不安感
- 食欲がないのに急に太る
- 冷える など。
受診科 ⇒ 耳鼻咽喉科・代謝内分泌内科・一般内科
(血液検査や超音波検査)
肝炎
肝炎の初期症状として、倦怠感があります。私の母もc型肝炎で急に極端なだるさに襲われました。
受診科 ⇒ 内科・消化器内科
(血液検査)
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠の質が落ちるので、昼間に眠気、だるさ、疲れやすさに襲われます。
太っている人がなる印象がありますが、痩せている女性もかかる可能性はあります。
受診科 ⇒ 睡眠外来・内科・呼吸器・循環器・耳鼻咽喉科
自律神経失調症
ストレスやホルモンの乱れで発症します。更年期に多く見られます。
- やる気がでない
- 慢性的な疲労
- 不安
- いらいら
- 耳鳴り
- 疎外感
- 片頭痛
- 不眠
受診科 ⇒ (症状に応じて)内科・循環器、消化器・耳鼻咽喉・婦人・泌尿器
カウンセリングや投薬治療など
一般に私を含めて多くの人は病気ではない不調に陥ってます。
心の不調
- ストレスや心配事がある
- 社会とのかかわりがない
- 同じことの繰り返しで達成感がない
主婦が陥りやすい問題です。家族のかなめとしての心配事があり、社会とのかかわりが少ないので、評価してくれる相手が少なく、同じことの繰り返しで達成感もありません。
特に、家事はやって当たり前、出来ないとあらが目立つので、プラスの評価を得ることが本当に少ないですよね。
また、時間があると、考えることも多くなりがち。すると、不安や心配事も大きく考えがちになってしまいます。
運動不足
普通の生活だけしていると、運動不足になりがちです。運動不足で筋肉が減ると、動くこと自体が面倒になります。体も重くなるので、立ち上がるのもおっくうに。
また、筋肉はポンプの役割があり、血液を体中に送ります。筋肉不足だと、血液の循環が悪くなり、細胞に酸素や栄養素が廻らなくなるので、だるくなります。
栄養失調
3食食べてるから、栄養失調なんてありえない!と思ってませんか?
現代の食生活は気を付けないと、空カロリー食で栄養失調に陥りやすいんです。
ラーメン、菓子パン、スイーツ、スナック菓子などをよく食べると、糖質の取りすぎになります。糖質を代謝するために、多量のビタミンB1が消費され、足りなくなってしまいます。
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変換する作用があるので、不足すると、エネルギー不足になり、倦怠感、筋力低下やむくみなどが起こります。
しかし一方で、糖質制限をしすぎてもバランスが崩れ、だるさ、ぼーっとすることがあり、睡眠の質も下がります。
お茶碗1杯程度のごはんは食べましょう。
低血糖
糖質を食べて食後急激に血糖値が上がると、下がるときも急激に下がってしまい、低血糖の状態を引き起こします。すると、眠気、だるさなどの症状がでてしまいます。
逆に、炭水化物ダイエットがはやっていますが、炭水化物も栄養です。極端に抜くと脳がぼーっとしてやる気がでません。(私で検証済み)
やる気を出す7の方法
病気が疑われる際は、病院で検査・治療をしてもらいましょう。
病気ではない不調の場合は、体、心両面からのアプローチをしましょう。
- 体面からのアプローチ⇒質の良い睡眠、適度な運動習慣、栄養、血糖値管理
- 心面からのアプローチ⇒作業興奮、ハードルを低くする
それぞれについて説明します。
やる気の出る体にする3つの方法
1.質の良い睡眠
質の良い睡眠のためには、体の深部温度を下げましょう。
それには、睡眠1時間前に入浴を済ませ、湯船につかり体を温めます。暑い時期も湯船に入り、出た後は、薄着になって扇風機で汗を乾かしましょう。すると、深部体温が徐々に冷めるので、寝やすくなります。
寝る30分前からは、スマホ、パソコンを見ないようにしましょう。ブルーライトは睡眠ホルモンのメラトニンを抑制します。
起きたら、日光に当たり、体内時計をリセットしましょう。
昼寝は20分まで。
寝る前にタイマーをかけ、コーヒーを飲んでおきます。カフェインは摂取後30分ほどしてから効いてくるので目覚めやすくなります。
2.適度な運動習慣
運動をまめにすると、睡眠の質が良くなります。また、血液にのって、体の隅々に酸素と栄養がいきわたります。
散歩もいいですね。外に出るのが面倒なら、うちの中でも運動は十分できます。
座ったまま簡単ヨガでリフレッシュ
3.食事管理
食事のバランスと順番に気を付けて、血糖値を安定させましょう。
●食事は、おかず中心でご飯は茶碗軽く1杯
●食べる順番は、野菜・海藻⇒肉・魚・卵⇒ごはん(炭水化物)
●食後1時間に軽い運動をすると、血糖値が安定する効果があります。
昼・夜ご飯には茶碗に軽く1杯のごはんを食べましょう。炭水化物は質の良い睡眠に必要なセロトニンの材料、トリプトファンを加工するエネルギー源になります。
もちろん、ほかの栄養素もバランスよく。おかず優先でご飯は茶碗軽く一杯ですよ。
特に、女性には貧血が多いです。鉄分や鉄分の吸収をよくする食べ物を積極的に食べましょう。また、調理器具を鉄製にするといいですよ。
鉄分の多い食物
レバー類、牛肉、カツオ、マグロ、いわし、パセリ、小松菜、アサリ、プルーン、アボカド、大豆など
鉄分の吸収をよくする食べ物
ビタミンC~レモンなどのかんきつ、キウイ、カリフラワー、抹茶など
これらのことをやって、体を整えてもやる気はすぐにはおきないかもしれません。実は心面からのアプローチは簡単です。私も実際やってみて、これならできる、と思った方法をご紹介します。
やる気を心に起こす4つの方法
1.なるべく座らない・横にならない
重力に逆らうのはとても気合が要ります。
逆らわないようにするには、トイレなどで1度立ち上がったら、すぐに座らないことです。立ったついでに、掃除1か所、お皿洗う、など簡単なことを1つやってみましょう。
2.作業リストをつくる
作業をやろうとするとき、あれこれ考えて面倒になりませんか?
作業を実行するときは、何も考えないでできるようにしましょう。出来れば前日のゆったりした時間にリストを作っておきます。
作業リスト内容
- 作業内容は細かく区切って1つ1つについてつくる
- 作業1つについての所要時間を書きだす
- チェック欄を作る
例
洗濯もの 取り込む 3分 ☑
たたむ 15分 ☑
しまう 5分 ☑
掃除
台所の引き出し 5分 ☑
シンクの排水溝 3分 ☑
お風呂の床だけ 5分 ☑
作業をすると、脳からやる気物質のドーパミンが出てきます。この状態を心理学者のクレペリンが発見し、作業興奮といいます。ひとまず体を動かしてやってみることが、やる気スイッチ(作業興奮)を押す方法なんです。
☑が増えて、意外と出来る自分が発見できますよ。
作業興奮の状態になるには、10分ほど時間がかかりますので、最低でも10分は作業を続けてください
。
3.時間割を作る
複数のことをやりたいときは、いつ何をするか時間割を作っておきましょう。毎日同じようなことでも、時間割があると、考えなくて済みます。同じことになれると、自然にできるようになりますよ。
実際のスケジュールの中身(例)
やり方
前日
- 絶対にやること・出来ればやりたいことを書きだす
- それぞれの所要時間を書きだす
- 「絶対にやること」をまず時間軸に書き込む
- 空いた時間にやることを書き込む
当日
- 1つやったら?を入れる
- 出来なかったら訂正を入れる
- 1日を振り返り、明日の時間割を作る
1日の時間軸のある手帳に書き込みます。スケジュール帳がない方は、コメント欄に書き込んでいただければ、同じPDFをお渡しします。
4.ご褒美制にする
見たいテレビ番組、やりたいゲーム、食べたいお菓子などは決めた作業をやってからのお楽しみにします。
スケジュール管理表に☑を付けるのも一種のご褒美。☑が並ぶと気分が良くなりますよ。
5.ルーチン化する
同じことは、なるべく同じ時間に同じ手順でするようにします。
(例)朝ドラの前 ⇒ 朝食とゴミ捨て
朝ドラを見ながら ⇒ 洗濯物を干す
まとめ
やる気を出したくてもどうしても出ないときって、誰にもあると思います。その状態は辛いですよね。
病気が疑われる時は、速やかに病院に行ってくださいね。
単なる不調の時は、睡眠、食事、運動を整えて、作業リストや時間割を作ってそれを消していく快感を味方につけましょう。また、作業をするときは、何も考えないで始められるように、前もって準備しておきましょう。
実際に、やる気出なかった自分が、作業リストと時間割を作ることで、1日が有効に使えるようになりました。
作業リストと時間割を怠ったら、あっという間に出来ない自分に戻ったので、図らずもこの作戦は有効だ、と実感しています。ぜひお試しくださいね。