【ココナッツオイルの多彩な効能】食用の健康効果と効果的な食べ方
スーパーモデルのミランダ・カーが愛用していることで日本での一気に注目を集めているココナッツオイル。知れば知るほど、スーパー食材なんです。これは、一家に1つあるといいですね。
ココナッツオイルの効能や食べ方を紹介します。驚きですよ!
ココナッツオイルってなんで健康的?
まず初めに注意点からです。
ココナッツオイルの種類に注意!
市販されているココナッツオイルには、2種類あります。
ひとつは、ココナッツオイル。
もうひとつは、バージンココナッツオイル。
バージンでないココナッツオイルは、生成されていて、有効成分が抜かれていたり、添加物があったりします。
健康効果があるのは、無添加で、低温圧搾で作られているバージンココナッツオイルです。
ココナッツオイルは、中鎖脂肪酸
ココナッツオイルは、その9割が飽和脂肪酸です。飽和脂肪酸って、不健康なんじゃないの?とオイルに詳しい方は思うかもしれませんね。
飽和脂肪酸は、常温で固形のもので、多くは、ラード、動物の脂などの「長鎖脂肪酸」で、これは、ご存知のように、ダイエットの敵ですね。
また、一般的な植物油も不飽和脂肪酸ですが、「長鎖脂肪酸」なんです。
一方、ココナッツオイルは、「中鎖脂肪酸」です。
「中鎖脂肪酸」と「長鎖脂肪酸」は、体の中での消化吸収の経路が違うのです。
- 「長鎖脂肪酸」は、脂肪組織や肝臓に運ばれ、そこで貯蔵される
- 「中鎖脂肪酸」は、直接肝臓に運ばれ、分解され、エネルギーになる
ですから、中鎖脂肪酸は体脂肪になりにくいのです。
そのうえ、中鎖脂肪酸は、燃焼するときに、ついでに長鎖脂肪酸も巻き込んでくれるので、体脂肪が減っていく、という嬉しい作用が期待できるんです。
ココナッツオイルは、若返りオイル?
また、ココナッツオイルは、ビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンEは、別名若返りビタミンと言われていて、強力な抗酸化作用があり、老化防止に効果的なんです。
ですから、ココナッツオイルは、酸化しにくく常温で2年も酸化しないと言われています。
ココナッツオイルは、母乳と似ている?
ココナッツオイルに特徴的な成分として、母乳に含まれていて、免疫力を高める働きのあるラウリン酸も豊富に含まれています。このため、免疫力も上がることが期待できます。
他にも、いろいろ嬉しい効果があります。
食べることで期待できる作用をもっと紹介していきましょう。
ココナッツオイルを食用する効果は?
ココナッツオイルは、成人で、一日大さじ3.5杯程食べるといいと言われています。けれども、急に多く取ると、反作用も起こりうるので、少しずつ取り入れていきましょう。
ココナッツオイルを常食することで、期待できる健康効果4つ
1.善玉コレステロールが増え、悪玉コレステロールを減らします。
2.宿便を掃除
便秘解消され、腸からの吸収が良くなるので、体が正常化し、ダイエットにも効いてきます。
3.認知症の予防
ブドウ糖とならんで、ケトン体というものが脳の栄養になる、と注目されていますが、中鎖脂肪酸が、ケトン体の元になるのです。このため、認知症の予防になるのでは?とココナッツオイルは、注目されています。
4.抗がん効果
抗酸化作用があるので、抗がん作用も期待されています。
ほかにも、
- 甲状腺機能の正常化、
- 糖尿病の予防と改善、
外用することで、
- 肌荒れ予防、
- 炎症緩和
などの効果も期待できます。
ダイエットを目指し、いつまでも若々しくいたい、と願っている私達には、心強い味方になってくれますね。
ダイエットを目指すあまり、脂質を制限し過ぎると、血管がもろくなってしまう、などの恐ろしい副作用がありますが、ダイエット中でも、安心して食べられる油なので、健康的なダイエットの助けになります。
ダイエットし過ぎで、しわしわになってしまっては元も子もありません。ココナッツオイルを上手く取り入れて、美しさを保ったまま、効果的にダイエットしましょう。
では、どうやって食べればいいのでしょう?
ココナッツオイルの食べ方
基本の効果的な食べ方
ココナッツオイルを、毎朝、毎晩、食事の前に食べるようにします。食事前に食べると、食欲を抑えてくれます。
毎日の食事に取り入れるヒント
1.ホット(ミルク)ティーや、コーヒーに
はじめは、小さじ1杯程度から、入れて飲みます。ミルクととても相性がいいですよ。まるで、南国にいるみたいな気分になります。小腹が空いた時に飲むと、満足感があって、食べ過ぎ防止にもなりますよ。
2.バターの代わりにトーストに塗って
他に、はちみつやシナモンをかけると美味しいです。
3.ココナッツオイルのスイーツ
容器にクッキングシートを敷いて、お気に入りのグラノーラに溶かしたココナッツオイルをかけ、冷蔵庫で固めて、グラノーラ・バーにします。
4.カレーに使う
南国の香り漂う、本格的なカレーに相性がいいですよ。
5.発酵食品にも
納豆、キムチに、溶かしたココナッツオイルを少量加えます。これで、便秘知らずに。
6.慣れてきたら、料理油をチェンジ!
一番良いのは、バターや油をココナッツオイルにチェンジすることです。揚げ物にも、酸化しにくいので、安心です。
でも、あの香りがどうも。。。というときは、ケーキを焼くときに使うバターやオイルをココナッツオイルに変えてみてください。
調理時の注意は、他の材料が冷たすぎると、ココナッツオイルが固形になってしまうこと。
牛乳はぬるま湯程度に、他の材料も少なくとも、室温に戻してから調理してくださいね。(室温って言ってもちょっと暖かめがいいですよ。)
甘いスイーツなら、ココナッツオイルの甘い香りが気になりませんし、割合軽い仕上がりになりますよ。管理人は勇んでココナッツオイルできんぴらごぼうを作りましたが、大不評でした。香りが強く出てしまうんですね。でも、スイーツ系にはよく合います。
ココナッツオイルは、冷えると固まってしまうので、冷たいサラダには、合わせにくいですね。サラダに最適なオイルは、なんといっても、亜麻仁油(フラックスシードオイル)です。
まとめ
驚きの健康効果を持つ、ココナッツオイル。毎日の健康のために、取り入れたいものですね。今日、食べたものが、半年後からのあなたの体を作ります。
思い立ったら、すぐにチェンジ!
「バージンココナッツオイル」ですよ。くれぐれも、「普通のココナッツオイル」を買わないように、ご注意を。
photo credit: Hella Delicious via photopin cc