ふきのとうの食べごろは?美味しい食べ方は?天ぷら以外の作り方も
道路脇の日当たりのいい草の陰からかわいいふきのとうが顔をのぞかせると、春がすぐ近くまで来ているな~とほっこりした気分になります。
で、でも次の瞬間から、猟犬の目になって、そこら辺にまだあるはずのふきのとうを探しまくるのです。ふきのとうの食べごろ、とても大事な下ごしらえと料理レシピ5弾紹介します。
ふきのとうの食べごろは?どこにある?
春先に日当たりのいい場所、道路脇の草むらを見てみると、かわいいだるまさんのようなふきのとうを見つけられます。1つ見つかれば、そのまわりに更に多く見つかるでしょう。
毎年同じ場所に生えますから、一度見つけた場所は、次の年も行ってみましょう。
まだ早い時期のふきのとうは、日光を浴びていないので、黄色く、苦味が少なく柔らかいので、食べやすいですよ。おひたし、天ぷら、炒めものなどに使えます。
少し遅くなると、日光を浴びますから、色が緑になり、苦味が強くなっています。
つぼみが特に苦いですから、天ぷらにするときは、つぼみをとったほうが無難です。
つぼみも食べるなら、佃煮や、ふきの味噌がいいでしょう。
食べごろ
つぼみの時期に食べることが多いです。
でも、中には、花が開いてからが食べごろ、という地域もあります。花が開いてから、天ぷらで食べるそうです。「通」の食べ方ですね。
ふきのとう の下ごしらえ
ふきのとうを食べるときは、下ごしらえがとても大事になってきます。ふきのとうは、アクが強いので、アク抜きが必須です。
また、発がん性のフキノトキシンという物質があるので、気にする方もいらっしゃるでしょうね。発がん物質は、食べる量が少ないですし、アク抜きなどで、ほとんど抜けるので影響はないと言われています。食べる前に茹でることで、より安心になりますね。
では、下ごしらえのやりかたです。
材料
- ふきのとう
- 重曹 小さじ1くらい
やり方
1.1リットルのお湯を沸騰させ、重曹(ベーキングパウダー)を小さじ1くらい入れます。
2.ふきのとうは、外の黒くなってしまった葉を取り除き、よく水洗いします。
3.準備出来たふきのとうを沸騰したお湯で10分ほど茹でます。
4.茹で上がったら、冷水にさらします。こうすると、鮮やかな緑色になります。
- 30分おいて、水を取り替えることを、2,3回繰り返す方法もあります。
ふきのとうの食べ方
ふきのとうの天ぷらの作り方
天ぷらが1番人気のようですね。サクサクっといただきましょう。
天ぷらの作り方
ふきのとうの準備
コロコロの丸くなっているもの
- まな板の上にきれいにしたふきのとうをのせ、包丁を寝かせて、腹の部分で、たたきます。中心に火を通しやすくするためです。
材料
- 薄力粉 1カップ
- 片栗粉 1/4カップ
- 重曹 小さじ 2
- 塩 小さじ 1/2
他に 揚げ油 温度 180~200℃
作り方
- 粉と塩を混ぜてふるいます。ふきのとうの花を開き、全体に粉をまぶします。
- 霧吹きで、全体を湿らせ、更に粉を少しふります。
- 揚げます。180~200℃です。
衣に、小麦粉の他に、上新粉と片栗粉、水を減らして、酢と酒をいれてみてください。すこし、薄めの衣にして、低温でじっくりとあげることで、中の水分を飛ばします。
ふきのとうの甘酢漬け
材料
- ふきのとう 10個
- 酢 200cc
- 茶色い砂糖(精製度が低いもの)90cc
- 塩 小さじ1/2
作り方
- アク抜きしたふきのとうを絞ります。
- 漬け込みます。
- 次の日から食べられます。
ふきのとうの醤油漬け
材料
- ふきのとう 15~20個
- 醤油 味を見ながら調節
- 出し汁 100cc
- 鷹の爪 1
作り方
- アク抜きをしたふきのとうをよく絞りみじん切りにします。
- フライパンに油を引き、鷹の爪をいれ、1も加えて炒めます。
- つけ汁は、出し汁と醤油で味を見ながら調節します。
- つけ汁が冷めたら、瓶にいれ、2も加えて漬け込みます。
半日から食べられます。保存は、冷凍で。
ふきのとう味噌
ふきのとう、といったら、味噌ですね。
材料
- 下処理したふきのとう 250g
- 味噌 大さじ4
- みりん 大さじ2と1/2
- 砂糖 大さじ 1
- 酒 小さじ1
作り方
- アク抜き済みのふきのとうはよく絞ってみじん切り手早くすると、変色が少なくて済みますよ。
- フライパンに油を引き、1を炒めます。油が全体に回ったら、酒を加えます。
- 調味料を加え、水気がなくなってくるまで炒めます。
御飯のお供ですね。
ふきのとうの佃煮
材料
- ふきのとう 適宜
- 出汁・・かつおぶしと昆布 適宜
- 薄口醤油 適宜
- みりん 適宜
- ちぎった梅干し 適宜
作り方
鍋に出汁、ふきのとうをいれ、薄口醤油とみりん、梅干しで味をつけ、汁気がなくなるまで煮詰めます。
まとめ
春の訪れとともに、苦味を持ってきてくれる、ふきのとう。春の味って、苦い物が多いですね。
子どもたちは、苦味が苦手であまり好きではないのですが、季節を舌からも感じて欲しいとしつこく出し続けています。
おとなになった時、春の味だなあ、と感じてもらいたいと思います。苦い春の味、楽しみましょう。